スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--年--月--日 スポンサー広告 トラックバック:- コメント:-

「1・30格差是正と派遣法改正を実現する院内集会」のご報告

 おそくなりましたが、「1・30格差是正と派遣法改正を実現する院内集会」のご報告です。
 当日ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。
0801302.jpg

 昨年末、財界主導で進められていた労働政策審議会での派遣法改正が労使の意見対立から見送られ、厚生労働省は日雇い派遣を規制する指針を年度内に出すと発表しました。1月28日に出された日雇い指針の内容は全く無内容で、規制するといいながら現状の日雇い派遣の存在に役所がお墨付きを与える役割しかもたないものでした。しかも、いま求められている格差社会の是正のためには、派遣労働の無原則な自由化を抜本的に見直すことなのに、厚労省はその課題を先送りしてお茶を濁そうと考えているとしか言いようがありません。

 今回の院内集会は、そうした役所や財界の小手先の事態収拾策に痛打を浴びせ、派遣法改正の動きをさらに加速させるものとなりました。当日、会場となった参議院議員会館には200名近くの聴衆が訪れ、会場はこれまでどおり超満員。年が明けても変わらぬみなさんの関心を見せ付けられました。

 また、民主党、国民新党、共産党、社民党の野党4党に加えて、今回も与党の公明党が参加。15名もの国会議員が次々に法改正の決意を明らかにしました。

 参加議員はこちらのみなさんです。ありがとうございました。

民主党 山田正彦 衆議院議員(党ネクストキャビネット厚労大臣)
    細川 律夫 衆議院議員
    田名部 匡省 参議院議員
    谷 博之 参議院議員
    姫井 由美子 参議院議員

国民新党 亀井 亜紀子 参議院議員
共産党 小池 晃 参議院議員
    紙 智子 参議院議員
    山下 芳生 参議院議員
社民党 近藤 正道 参議院議員
    菅野 哲雄 衆議院議員
    福島 みずほ 参議院議員
    辻元 清美 衆議院議員
    保坂 展人 衆議院議員
公明党 谷合 正明 参議院議員

 
 今回の集会では民主党、共産党、社民党がそれぞれの立場から派遣法改正に関する基本的な論点を明らかにし、改正案提出に向け、具体的な作業に入ったことを告げました。また国民新党は次週に党の基本的な考え方をまとめることを約束し(おそらく先週まとまっているはず)、公明党は「公明党北側幹事長が予算委委員会で日雇い派遣の原則禁止、法改正の必要性を明らかにした。みなさんと議論を深めていきたい」と発言しました。いよいよ派遣法改正に向けた動きが大詰めを迎えつつあります。

 各党から示された派遣法改正の論点は次の通りです。当日、議員発言のコーディネーターを勤めた中野麻美弁護士が発言したように、私たちの積み重ねてきた議論が形になったと感があります。
■民主党
  ①2か月以下の登録派遣の禁止・日雇い派遣の禁止
  ②違法派遣・偽装請負への規制強化
  ③派遣先・元の共同雇用責任
  ④派遣料金の上限規制
  ⑤専ら派遣の規制
  ⑥均等待遇の徹底

■共産党
  ①雇用の原則は直接・常時雇用であり、登録型派遣は厳しく規制
  ②派遣期間を超えた場合や違法行為があった場合、労働者を派遣先の正社員にする
  ③派遣労働者の均等待遇を実現
  ④派遣元・派遣先企業の責任を強化する
  ⑤違法行為に対する労働者の告発を保障し、不利益取扱いを禁止する

■社民党
  ①派遣対象業務をポジティブリスト方式へ見直す
  ②常用型派遣を基本とし、日雇派遣は禁止する
  ③派遣期間の上限を厳守
  ④派遣先の責任を強化
  ⑤派遣先派遣元両者に共同責任を持たせる
  ⑥派遣元の責任を強化する
  ⑦直接雇用のみなし規制を設ける
  ⑧紹介予定派遣制度の見直し
  ⑨行政による監督・指導の強化
0801301.jpg

 また、今回のシンポでは各界からの発言をもらいました。

 日本労働弁護団の小島周一 幹事長は、「1985年の派遣法成立時も、1999年の改正時も我々は反対の意を唱えてきたが、ここまで関心を集めることがなかった、今日の状況は本当にすばらしい」と派遣法が成立した頃の状況を回想しながら、「派遣先企業規制、連帯責任を盛り込んだ改正の代案に賛成します」と応援の言葉を述べました。

 中央大学の毛塚勝利 教授は、「派遣法は論理的におかしい法である。①一時的・臨時的派遣に限定、②派遣元事業主の下で継続雇用の原則、③派遣先には行政的規制よりも私法的規制、④有期契約規制との整合性が課題となる」と研究者の立場から意見を述べました。

 また労働界からは全労連・伊藤政策局長、全労協・中岡事務局長から激励のメッセージをもらいました。(連合は日程の都合により欠席)

 主催の立場からは派遣ユニオンの関根秀一郎 書記長が「『日雇い派遣に関する指針』は有名無実な内容であり、現行の派遣法規制では違法派遣は妨げない。派遣制度の見直しが必要だ」と派遣規制には法改正しかないことを強調しました。

 労政審での派遣法改正の議論が一時中断になったとはいえ、建て前上は中立の立場からなる研究会で検討したうえで、今年夏に派遣法改正の議論が再開されます。財界の抵抗も強くなっていくでしょう。しかし、状況は着実に進んでいます。

 みなさん、がんばっていきましょう!!!
スポンサーサイト

2008年02月11日 派遣法改正 トラックバック:0 コメント:0












管理者にだけ公開する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。